このコーナーのメインになるぐらい何度も取り上げましたが、ショボイだのボロいだのと
書いてきたのは全て愛情表現です。マスコットキャラのチューピー君をはじめ、
ボロさを補って余りある魅力がここにはあったのです。
その鷲羽山ハイランドが、昨年大幅なリニューアルを遂げました。
リニューアル前に一度訪れたとき、アンケートを実施していたのでわたしは
『チューピー君をもっと目立たせてください』と書き記しておきました。というのも、
以前はサンバとビンゴに登場していたチューピー君が、いつの間にかビンゴにしか
登場しなくなっていたのです。絶叫系苦手なわたしが鷲羽山に何度も足を運ぶのは、
チューピー君に会いたいからというのがほとんどを占めているというのに、出番が減って寂しい…
そう思っていた時のアンケートだったので、チャンスとばかりに正直な思いを書いたのです。
まぁ、同意見の人がそうそういるとは思えない特殊な意見であろうことはわかっていたのですが、
それでも期待していました。チューピー君を中心としたリニューアルに！！
なのでＣＭでリニューアルを知ったわたしは、喜び勇んでハイランドへ向かいました。園内には
チューピー君ネタが溢れ、チューピー君があらゆる場面で大活躍してくれるに違いない！そう、
信じていました。しかし…待っていたのは「ブラジリアンパーク」になってしまった鷲羽山ハイランド。
園内にあったボロくも素敵な看板の数々はカラフルで綺麗な案内板にとって替わられ、
コレさえも、
↑このようにブラジリアン版になってしまっていたのです！！
しかしこれ、120センチにするために加工したんだろうけど、短足過ぎますがな…（笑）
生チューピー君はというと相変わらず「ビンゴの助手」としてしか登場せず、
園内の“チューピー色”は濃くなるどころか更に薄れていたのです…。
確かにボロい部分が修復され、見た目はキレイになりました。
けれど、わたしの愛した“ネタ的魅力”はほとんど失われてしまった…
そのショックで、昨年は1本もレポートを書くことが出来ませんでした。
（注：半分冗談です。本当は書くタイミングを逃しただけで、
それなりのネタはありました（笑））
そして2006年。鷲羽山ハイランドは35周年というめでたい年を迎えたわけですが、
あのように変わってしまったハイランドに出向く必要はないかもしれない…
そう思っていたある日、偶然目にした情報誌で、驚くべき情報を仕入れてしまったのです。
『ゴールデンウィーク期間に、チューピー君の彼女登場！名前も募集』
き、きた！！きましたよ！！
35周年の節目にとてつもない（ネタ）ビッグイベントを用意してくれましたよ！
しかもその後新たに入った情報によると、その彼女…ブラジルからきたのだとか！！
な、なんと…チューピー君がしばらくおとなしかったのは、水面下で国際恋愛に励んでいた
からだったのですね！（笑）某有名黒ネズミや、今は亡き（？）ぺディー君…その他
「彼女持ち」のマスコットキャラはたくさんいますが、国籍を超えたカップルというのは
そうそういるものではないでしょう！
ああ…やはりわたしの愛した遊園地でした（じ〜ん）やることが違います！（笑）
というわけで５月４日、ハイランドへの乗り込みを決行！！
香川から同志のお客様、ＨさんとＭさんをお迎えし、弟も従えて
意気揚々と向かいました。…が、ゴールデンウィークの中日だけあって…
人がゴミのようだ！！（byムスカ）
いえ、本当にものすごい人出でした…早めに行ったのですが既に通常の駐車スペースは
いっぱいで、かなり山を下ったところに設けられた臨時駐車場に停めることになりました。
でもタイミングよく、そこから園まで導いてくれるバスに乗ることが出来たのはラッキーでした！
このバス、前よりハデハデ度が増してる気がします…。
チケット購入の列もスゴかったのですが、バスのスタッフの導きで正面ゲートに比べて
人が少ない、裏（？）ゲートに並ぶことが出来たので、それほど待たずにすみました。
裏ゲートは再入場のための場所と思っている方も多いかもしれませんが、
ここでも普通にチケット購入&入場できるので、混んでる時はオススメです！
まぁ、鷲羽山がこんなに混むことなんて滅多にないんですけどね（爆）
園内もごった返していましたが、我らの目的は乗り物に乗ることではなく
チューピーと彼女の姿を拝むことにあったので、そのお披露目イベントを兼ねた
ビンゴの時間まで、おなじみショボゲーセン『アマゾン』で時間をつぶすことにしました。
意外なことに（？）小奇麗になっており、前に比べて“遊べる”場所に生まれ変わっていました！
クレーンゲームの景品もなかなか魅力的なものがそろってましたし。
（ここでＭさんの見事な腕を拝見させていただきました！） 所々に、
こんなものがあるのは相変わらずではありますが（笑）
まだ時間があったのでビンゴ会場近くをうろうろしていたのですが、
その際見つけてしまいました。彼女の名前募集のチラシです。
チューピー君と彼女のラブラブ・トロピカルデートショットが！！
こ、小麦色で厚化粧でサンバ衣装！！強烈かつ素敵すぎます彼女！！
顔のつくりはほとんどチューピー君と一緒ですが（笑）
名前が採用された場合の商品は、１年間フリーパス券。
全員にということは、同じ名前で投票した人全員がもらえるという事なのでしょう。
1年間フリーパスなんかもらったってそうしょっちゅういけるほど近くないですが、
ネタとしては欲しいですねぇ（何）
ああ、早く実物の彼女を拝みたい…はやる気持ちを抑えながらその登場を
待ち構えていました。そしていよいよチューピービンゴの時が来たのです！
今までのビンゴは、バルジア氏を筆頭にブラジル人ダンサーズと
チューピー君が登場し、のっけからサンバのリズムでハイテンションに
スタートしていたのですが、今回は違いました。サンバチームは登場せず、
司会進行役のお姉さんが一人登場し、
「じゃあ、みんなでチューピー君を呼んでみようか」
『チューピーく〜ん！』
という、まるでおこちゃま向けイベントのようなスタートをきったのです。
そしてみんなの呼びかけに応え、ステージ裏から恥じらいながら（？）
チューピー君が現れました。
チューピー君はしゃべりませんでしたが、お姉さんに耳打ちをして
「え？なになに？えー！？○○ですって〜！？」
と、代弁させることで自分の言葉を伝えていました（笑）
まずは軽く太鼓の腕を披露。
「そういえばチューピー君、ずいぶん嬉しそうだけど、何かあったの？」
お姉さんがわざとらしく尋ねます。さぁ、きましたよ！
ついに彼女の話題に突入ですよ！！
チューピー君はモジモジしつつお姉さんに耳打ち。
「えー！？ガールフレンドが出来たのーー！？」
そして…彼女は客席側から登場しました。
チューピー君と彼女は互いの姿を見るなり駆けより、
熱い抱擁！！
……いきなり見せ付けてくれました。
さすが情熱の国ブラジル仕込みの愛情表現です。
彼女は遠くブラジルから飛行機に乗ってチューピーに会いに来たそうです。
遠距離恋愛だったんですね…やはりチューピー君はサンバをサボって
彼女とのラブを育んでいたに違いありません！（笑）
彼女はイラストで見た通り、派手なサンバ衣装で
小麦色の美少女…もとい美ネズミでした…。
仲良くチューピー君と肩を並べてご挨拶。（しゃべりませんが）
イラストではまつげの長さと数に違いがあったけど、実物は本当に
ただの色違い！格闘ゲームで言う２Ｐカラー状態です！！
我々の間で、使い古して汚れたチューピーの頭を染め直して再利用したんじゃないか
という疑惑が生まれました（爆）（注：根拠はないので信じないで下さい）
まぁ、もともとチューピー君がまつげ付きのクリクリおめめという、女の子でも通じる顔
してますからね…極端な違いをつけるのは難しいのでしょう。
ビンゴスタート。実はわたしと弟は、受付でビンゴカードをもらい損ねていたのですが、
はっきりいってこの時ビンゴなんてどうでもよかったのです。ひたすらチューピー君と
彼女の写真を撮ることに夢中になりました（壊）
二匹はぴったりと寄り添いながら終始クネクネ踊っていました。
今まではビンゴ中、所々で中断され、バルジア氏（女装）の強烈かつ楽しい
パフォーマンスが入っていたのですが、今回はバルジア氏無しでどうするの
かと見守っていると…ジャンケン大会が始まりました！！
会場のみんなに立ってもらい、チューピー君とジャンケンをし、負けと
あいこの人は座って、勝った人だけ残ってゆくというルールです。
そこでお姉さん、ここだけの特別ルールを発表。
「普通は“最初はグー、じゃんけんぽん！”だけど、ここでは
“最初はチューピー、じゃんけんぽん！”なんだよ♪」
最初はチューピーってなんじゃい。というツッコミは置いといて…
『最初はチューピー』という部分で、みんな
↑こんなポーズを強制されます。
参加していたのはほとんど子供でしたが、中には大人も混じっており、人数が減ってくると
「今度からは、“最初はチューピー”のポーズをちゃんと取らなかった人もアウトでーす！」
などと言われ、なかなか居心地が悪そうでした（笑）
ちなみにわたしも参加しましたが、見事に１回戦で敗退しました（涙）
チューピージャンケンも終わり、ビンゴ再開。
順調に進行していたかと思いきや…
チューピー君が突然彼女とイチャつきはじめました！！
き、キッスまで交わしてしまいましたよ！！
チューピー君、たくさんのおこちゃまが見てる前で何発情してるんですか！！（爆）
いやぁ、本当にバカップル…もとい、仲むつまじい二匹です。
ビンゴ終了後、サンバを待ってアップの撮影に挑みました。
二匹は仲良く並んで登場。かつてはサンバチームと共に子供を引き込みながら
園内を練り歩いていたチューピー君ですが、いまや彼女にベッタリです。
サンバチームの列からは外れ、おこちゃまたちとの記念撮影に徹していました。わたしも
弟を道連れにするべく引きずって、記念撮影を依頼。大人だけど気にしません（開き直り）
スタッフの方が、撮影前にホッペにチューピー君&彼女シールを貼り付けてくれました（笑）
↑彼女のアップ。
↑チューピー君のアップ。
そういえばチューピー君、薄汚れていた頭がキレイになったような…
もしかして、以前撮影用に使っていたキレイな頭をおろしたのでしょうか（笑）
園内の混雑は一向におさまらず、食事も出来そうになかったので早めに
退散することにしました。結局、この日乗った乗り物は観覧車のみ！ですが、
鷲羽山で久々に心躍る新ネタを味わえた喜びに心は満たされていました。
園を出る前に、わたしと弟はしっかり彼女の名前募集に応募しておきました。
どんな名前を書いたかは……秘密です（何）採用まではいかなくても、
チューピーグッズプレゼントぐらいには入るといいなぁ。
ともあれ、彼女の名前決定が楽しみです！！
チューピー君同様、愛を注いでいきたいものですね♪
それにしてもこの日は天気が良く、車の中が灼熱地獄になるぐらいに
熱かったのですが、それに負けないぐらい…いや、それ以上に
チューピー君と彼女はアツアツでした。
これはチューピージュニアが誕生する日もそう遠くないかもしれません…
ええ、文字通り鼠算式に！！（爆）