2001年夏・鷲羽山ハイランドツアー

 

このページではすっかりおなじみの鷲羽山ハイランドに、8月2日、またまた行ってきました。
今回のメンバーは、わたしと弟・ショタ魂、そして チューピーを愛する我が心の友、Yちゃんことゆきぢるし嬢です。
わたしが鷲羽山ハイランドに行くのは、去年の夏休みに行った時から数えて、 5回目……。
狭い上に少々ボロいこの遊園地に頻繁に足を運ぶ理由、それは愛すべき性悪マスコット、チューピー君
いるからに他なりませんが…このたび行って、それだけではないことがはっきり分かりました。そう、ここ
鷲羽山ハイランドは…ネタの宝庫なんです!!チューピー以外にも突っ込みどころが満載なんです!!
行くたびに新たな発見があり、そして笑わせてくれるのです。今回は、このとっても素敵な鷲羽山ハイランドでの
死ぬほど満ち足りた一日を語りたいと思います。

 

まず、最寄の駅からバスに乗り、ハイランドに到着しました。
バスを降りた我々の目に真っ先に飛び込んできたのは…


青空に浮かぶチューピーのアドバルーンいきなりやってくれます、鷲羽山ハイランド。
我々はこれを、チュドバルーンと命名。 ちなみに、園内には別のチュドバルーンがありました↓


鷲羽山ハイランドは今年30周年を迎え、園内はお祭りモード。(いつ来てもお祭りモードだけど…)
しかも、8月が誕生月らしく、テンションは最高潮に達しているようです。

 

園内には絶叫系の乗り物が多いのですが、わたしは6月にここでオフ会をしたとき半強制的に
スタンディングコースターに乗らされて
へろへろになったのが尾を引いて、 今回は一切の
絶叫系を避けました。 ってことで真っ先に乗ったのは無難すぎるほどに無難なメリーゴーランド。
わたしはあえて白馬を選びました(笑)で、冗談交じりで「ジョアン(「みつめてナイト」に出てくる
金持ちボンボン)してみようか」
と言ったら、ゆきぢるしは「やれ」と一言……
後に引けなくなったので、「ボクの〜〜愛しのソフィア〜〜」と、「東洋のミソスープとやらで顔を洗って
出直してきたまえ」
をやりました(アホ)

 

その後、いくつかの乗り物に連続で乗りました。やがて我々は激しいのどの渇きを覚え始めました。
そりゃぁそうです、ハイランドにくるときはいい天気になる事が少ないのに今回はメチャメチャいい天気、
そして今は夏真っ盛り……つまり地獄のような暑さの中、はしゃぎ回っていたのですから。
 というわけで我々は、飲み物を求めて休憩所へ行きました。
何を飲もうかと考えていた時……


こんなものを見つけてしまいました。
30周年記念のチューピー君コップらしいです(コップというよりむしろ花瓶の様ですが…)
ドリンクつきで300円とお手頃価格だし、これを見せられて買わなければチュ-ピーファン失格です。
我々は迷うことなくこれに決定しました。中身はわたしはオレンジジュース、ゆきぢるしは グレープジュース、
ショタ魂は迷った挙句レモンライムにしました。
しかし…これが我々の悪夢の始まりだったのです……。

このコップ、あとで調べたところ全長三十余cm ありました。
販売員のお姉さんは、このコップに注文した飲み物をフルに入れてくれたのです。
のどがカラカラになっていた我々は、それはもう勢いよくストローに吸い付きました。
冷たいジュースがのどを通る心地よさはなんともいえないものがありました…。

が、それもほんのちょっとの間のこと…… 十分すぎるほどに飲んだという辺りで中を見ると、
まだ3分の1ぐらいしか減っていません。――なにかやばい感じがしてきました。
何とか頑張って飲み続けましたが、それでもまだ半分にも達していませんでした。
そこで我々は、ようやく気付いたのです…多すぎるがな!!

メインイベントであるサンバショーの時間が迫ってきていたので、それをもって下のほうにある会場まで
降りていき、更にちびちび飲んでいました。 しかし、ついにゆきぢるしがギブアップ宣言。
続いてショタ魂もダウン。二人は残りをトイレに捨ててくることにしたようです。しかし、わたしは貧乏性で(?)、
「買ったものを捨てるなんてもったいない!!」という思いがこの期に及んで働き、死ぬ思いで飲み干しました。
(こんなんだから太るんだ…) その後、しばらく膝がガクガク震えていました。 前スタンディングコースターに 
乗せられたときも確か膝が震えてましたが…まさかオレンジジュースに同じ目にあわされるとは思わなかった。
わたし、しばらくオレンジジュース飲めないかも…いつもマクドナルドでセット注文する時の飲み物は
オレンジジュースなんですが…今度は別のにしよう(遠い目)
(まぁ、炭酸地獄を味わったショタ魂よりはマシかもしれませんが。)

てなわけで三途の川が見えかけていましたが、サンバショーの開始によって復活しました。
そう、生チューピーをおがみ、写真に撮ることこそここに来ることの意味そのものといえるのです。
軽快な音楽と共に、陽気すぎるブラジル人ダンサーが現れました。
しかし…チューピーがいない!!何故!?奴がいないと意味ないのに……
呆然とする我々。気がつくと、目の前にイヤンな格好をしたダンサーのお姉さんがいました。
しまったぁぁ!!連行される!!
このサンバショーはお客を引き込んでハメルンの笛吹きのごとくゾロゾロ列をなして園内を回るのが
大きな特徴なのです。 案の定、お姉さんは腰をふりふり、こっちへ来るようにジェスチャーで誘います。
最初は断ったのですが、何度も何度も勧誘してきます。やがてとうとう、ショタ魂とゆきぢるしが
捕まりました。


↑連行されるゆきぢるしとショタ魂

わたしは、荷物番を口実にその場に残りました(鬼)。しかし…しばらくして、なんとチューピー君が
どこからともなく現れた
のです!!わたしは思わず、立ち上がりました。そして、カメラをかまえて
チューピーを撮影するべく奴に近づこうとしました。 すると、わたしの背中を誰かが押しました。
振り返るとそこには…ブラジル人ダンサー!!しまった!!チューピーに気を取られてダンサーの
強引さを忘れていたぁぁ!!こうして、わたしもサンバの列に加わる羽目になったのです……(涙)

しかし、わたしは運良くチューピー君のすぐ傍につくことが出来ました。踊りの真似事をしながら
ベストショットを狙い、奴の姿を撮りまくりました。


素敵な真正面。


哀愁の後姿。


危険な横顔。


子供たちをつかまえてご満悦。

しかし、写真とっていて踊りの手を休めると、ブラジル人ダンサーが「ちゃんと踊らんかい!」
とでもいいたげに突っ込みを入れてきます。わたしは仕方なく手を動かしながらついて行きました。
やがて、我々はステージの上に導かれました。
そこで一列に並ばされた我々の前に並んだブラジル人たちが、奇妙な歌を歌い始めました。

「チュ〜ピ〜チュ〜ピ〜 鷲羽山は素晴らしい〜〜♪」

何度もそれを繰り返します。更に一人一人にマイクを向けて、それを歌わせるのです。
せ、洗脳されるぅぅ!! ……チューピースバラシイ、スバラシイ…(壊)

 

予想以上に疲れたサンバの後、次の目当てであるチューピービンゴまで時間があったんで
昼ごはんを食べることにしました。レストランに入り、食べたいものを注文。 その際、
わたしと弟はデザートにチューピーパフェも頼みました。
ですが、間違っていました。メインを食べきったところで既に満腹。これ以上入らないっぽい状態です。
さっきの悪夢のジュースが尾を引いていたのです。しかし、パフェの準備は既に進んでおり、
今更キャンセルは効きそうにありません。わたしは、ショタ魂にいいました。
「パフェ、食べきれなかったら食べてくれ」
ショタ魂答えていわく…「いや、今同じことを言おうとしていたんだ」
軽い絶望を覚えた頃、パフェが運ばれてきました。
さすがのわたしも、最後まで食べきることが出来ませんでした……。
これで夜御飯はいらない、とはっきり確信しました。(現に、夜は食べなくてもお腹すきませんでした)

 

中編に続く……

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