ブータン作りにチャレンジ編その2


ブータン作りにチャレンジ編その1の続きです。




こんな感じでどんどん入れていきます。ここからは結構手早くやらないと浸透圧でどんどん
腸壁から血が出て来てしまい、身が小さくなります。写真を撮る余裕もありません。
(これと下3枚の撮影協力:母)




入りました。後で膨張するのであまりパンパンに入れない方が良いみたいです。
あぶくがたまってくるので、漏斗にセットしている方に寄せて取り除きます。



入れ終わったら、漏斗にセットしていた部分を外し、くくります。そして端から
くるくる回してねじっていきます。




全部ねじりました。こぼれない様に入れてもこの様にどんどん腸壁から血が出て来ます。




問題発覚。DVDで紹介されていたものよりもケーシングが短かった様で、同じ分量で
作っていたらかなり血があまってしまいました…




しかし、急がないとどんどん血が出てくるのですばやくポシェ(一度沸騰させた液体を弱火にして
液体の表面がゆるやかに波打つ程度の火加減にし、その中に素材を入れてゆっくり
加熱させること。決して沸騰させてはいけない)します。
温度は80℃〜85℃です。量がたくさんの時は温度を100℃くらいにしてから
入れないといけない様ですが、今回は量が少ないので、85℃くらいから入れました。
85℃で約25分ポシェします。




90℃までいくとパンクしてしまうらしいのでここでも温度調整が大切です。
何度も温度を測って下ったら上げて上がったら上げて調整しました。
弱火3〜4でやりました。




85℃で25分ポシェした後は手早く用意していた氷水に入れて急激に冷やします。これは
細菌が繁殖する温度帯を短くする為です。




すぐ調理せず保存する場合は最低20分は氷水の中に入れておきます。
出したらねじった部分を一つ一つ切って、よく水気を拭いて、
少し乾燥させて照りを出すと良い様です。
これでとりあえず完成です。実際に食べる時は更に焼きます。




皮がやや硬いので皮を剥いでオーブンで焼いて食べるやり方もあるみたいですが、
今回はDVDと同じやり方でいきます。今まで通販で買ったブータンも同じやり方
でしたが、油とバターを少し落としてスライスリンゴと一緒に焼きます。やりすぎると
皮がはじけることがあるみたいなので、心配な場合は竹串などで穴を数か所空けて
おけば良いみたいですね。





出来ました!!結構不安だったのですが、なんとかそれっぽく出来ました…
良かったです…なんかDVDのやつより赤みが強いのは新鮮な血だから
ですかね?DVDのやつは2日は経っているものを使っていたので…
味は、今まで通販で買ったものと比べると意外と味がさっぱりしてる感じでした。
レバーっぽい?



オマケ1



流石にいきなりぶつけ本番は怖かったので、1週間前にイメージを掴む為に
試作品を作っていました。血と背脂以外は本番用材料を使って。
血の代わりに野菜ジュース、背脂の代わりに豚バラを使用しました。
野菜ジュースじゃ固まらないだろうなぁ…とは思い、片栗粉なんかも大量に
入れてみたんですが、全く固まりませんでした…しかもケーシングに入れている
時に漏斗から弾けてあたりが汁まみれになるわ、茹でてたらねじった部分がほどけるわ、
火を入れてたらどんどん中が出てきたのでもう途中で繋がったまま電子レンジに放り込んだんですが、
それでも皮固いし噛みついたら汁が飛び出すわで酷い事になりましたよ…
でも、この大失敗した試作品のおかげで結構感覚が掴めたのでやってよかったと思います。


オマケ2



余った血に豚キモと野菜と水とたまごスープを放り込んでおじや風にしました。どんどん血が
固まってきて、茶色いし、見た目はヘドロみたいになりましたが(笑)、ギリで
食べられるものになりました。



まとめ。

数年越しの企画だったブータンノワール作りは一応成功だと言えるかと思います!
供物じゃー!!!!




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(2017年5月3日)


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